もうちょっとのんびり生きようっと。魅力的なコンサルタントになって、みんなを幸せにしたいです。
ぶろぐろぶを超えろ
スポンサーサイト
-----------  CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ページトップへ
普天間問題の考え方
2010-05-26-Wed  CATEGORY: 政治・社会への雑感
普天間基地について自民党とほぼ同じ案に結局は落ち着こうという状況にいたり、鳩山さんなんだったの?的な空気となっている。

この数ヶ月間を振り返るとまともな検討がなされたふしがなかったし、我々国民もまともに議論をすることも出来なかったように思う。私自身はその原因はこの問題を議論するための材料が全く提供されていないことにあるのではないかと考える。

主に必要な情報というのは以下の3つであると考えている。

①日本として安全保障及び日米関係等の国際関係についての全体方針
②米軍の抑止力・軍事的意義とアジアにおける脅威
③沖縄の経済状況・環境・心理的な負荷情報

これまでのマスコミ報道や民主党の対応を見ると、ほとんどが③の沖縄の話に終始して、まともな安全保障や日米関係の議論がなされなかったと思うし、国民の間でも有意義な議論が形成されなかったのは非常に問題だと思う。

①や②を念頭に議論をするということはどういうことなのだろうか。

①の安全保障や国際関係の視点を念頭におくと、「辺野古移設をゆるさない」という判断をするためには、アメリカの安全保障戦略に反対するということを意味する。それを実現するには米国に意見を申して戦略自体の見直しを求める姿勢が必要になるし、その間に日米関係がぎくしゃくすることが構わないという覚悟が必要だろう。また、日中関係や韓国、北朝鮮との位置づけで日本の国際政治上の関わりを十分に検討する必要がある。

加えて②の「米軍の抑止力・軍事的意義とアジアにおける脅威」について、議論するための情報が全く提供されていないのは大きな問題だ。抑止とは何なのか? 米軍の海兵隊はどのくらい抑止力があるのだろうか。現状の情報では一つのヘリ部隊の動向がどれほど北朝鮮に対する抑止になっているのかほとんど把握できない(軍事的にNGかもだが)。素人的には朝鮮半島有事に備えるのであれば九州のほうが即時対応能力が高まるだろうし良いのではないかと思ってしまう。沖縄からヘリで移動するのは即時対応としてはだめなのではないだろうか。となると沖縄に基地が必要という理由は北朝鮮だけを抑止としているのではなく、中国を念頭においていると想像にいたってしまう。もしそうだとしたら、北朝鮮に対する抑止なら基地も仕方がないと思う人も、中国に対するアメリカの戦略上の抑止に付き合う必要はないと考える人も沢山いるのではないだろうか。こういった議論が出来れば、沖縄ではなく九州に基地を移転すべきという提案も可能になるのではないだろうか。少なくともグアムに移転しろとかあほみたいな案を出そうとは普通は思わない。

また、社民党のように「沖縄基地はいらない」とただ主張することが適切であるのかという議論にもつながるだろう。沖縄に基地がない場合にどのように地域の安全保障を担保するのかという考えをセットに提示してもらう必要がある。そのためには自衛隊を軍隊として増強するであるとか、沖縄に基地がなくても抑止力は継続できる根拠を提示するであるとかが必要だろう。沖縄から基地を撤去するには、多かれ少なかれ有事には自分たちで安全を担保するという覚悟を伴うのであるから、それに対する案を提示しないのは無責任であると思う。


このように日本の安全保障や国際関係の全体像の議論をした上で、どのようにアジアにおける安全保障を担っていくべきなのか、どのように日米関係を構築していくべきなのか議論なくして、基地を局所的な問題としてしまっている現状は違和感を感じざるを得ない。

今後の米軍基地との付き合い方を見直し,対等な日米関係を模索するには、そういった包括的な議論を民主党は実施していくべきだったのではないだろうか。
スポンサーサイト
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
<< 2010/05 >>
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


余白 Copyright © 2005 ぶろぐろぶを超えろ. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。