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中小企業診断士 1次試験の勉強方法
2009-08-10-Mon  CATEGORY: 一流コンサルを目指して(資格・スキルアップ・仕事)
中小企業診断士の1次試験の突破方法
昨年に受けようと思い、数ヶ月勉強をしたけれども諸事情で受けれなくなってしまった時間を除いて、今年の4月より勉強をスタートして4ヶ月という短期間で1次試験を突破しました。これまで様々な試験を受けてきましたが、この試験はちょっと”こつ”がいるなあと思います。

簿記2級、ビジネス実務法務3級・2級、販売士、各種IT資格、ファイナンシャルプランナーなどの試験を突破してきましたが、これらとは違う感じがしました。
一言で言うならば、”落とすための試験”っていう感じです。上記試験は参考書や問題集の内容をしっかりと学習すれば受かるような試験なのですが、中小企業診断士の1次試験は違うと思います。

対策①:まずは過去問を7教科分やってみる。

これが重要です。市販のテキストや問題集では問題形式にぶれがあり、どういった問題が出るのか見誤ってしまう可能性があるからです。

問題集に載っていない問題が容易に出る。

そういう印象があるのです。

例えば、定番のTAC出版のスピードテキストと問題集があるのですが、この内容を100%覚えても受からない気がします。同じような問題も当然でることはでるのですが、全然違う問題がでる可能性が高いからです。とくに企業経営理論とかは、いわゆるマズローとか、アンゾフとかの経営理論からテキストが始まるのですが、過去6年分の過去問も含めて、そんな問題はほとんど見かけたことはありません。

問題集を十分にやって、いざ模試などを受けてみると

”ちがくね!!??”っていう印象を受けるのです。それが本番だと目も当てられない。

なので、まずは公式の問題自体を把握してから、テキストを選ぶことが必要です。

今年は経営法務がそうだったと思います。正直言って問題集に載っている問題はあまりありませんでした。全然勉強したことない内容が多くて、あせってしまいました。私は7月にビジネス実務法務2級を受けて、87点/100点で合格しました。勉強時間は最短2ヶ月はかかると参考書にあるところを、2週間ほどで合格しました。正直言って簡単な試験だなあとさえ思いました。

ですので経営法務は余裕かと思っていたのですが、ふたを開ければ56点しかとれませんでした。ビジネス実務法務2級の方が全然簡単だったという印象です。そういう問題が出るのが中小の1次試験なのだと思います。

対策②:経済、財務・会計から勉強する。

中小企業診断士を勉強するぞ!ってなると、たいていの人は興味が強い、”企業経営理論”から勉強することが多い気がします。しかし、一番きもになるのが、苦手とする可能性が高い、経済と財務・会計です。そして、時間もかかりますし、出来ないと全く点がとれません。何よりも試験が最初にあるので、その後のエンジンのかかりかたにも影響します。私もほとんどの勉強を財務・会計と経済に集中しました。その方法は以下の通り、

【財務】
①TACの財務会計 集中特訓と問題集を死ぬほど繰り返す。
⇒これは短期間にループさせて、素早く解けるようにして、短時間に即答できる力をつける。
②証券アナリストを受ける。
⇒4月に証券アナリストの1次試験があるので、それを合格しました。4月という早い段階で財務・会計を完成に近づけて、自信をつけることができます。
③6月の簿記2級を受ける。
⇒6月の簿記2級をとっぱすれば、証券アナリストを含めて、簿記関連の問題は落とすことはないくらいに確立させることができます。財務・会計を苦手としないで、ここで貯金を作る意気込みが必要ですし、2次試験でも活かすことができると思います。ちなみに簿記は3週間で集中してやり、合格しましたが、内容から見て時間がかかるので、11月期や2月期などに受けるほうがよいでしょう。

【経済】
①石川 秀樹の経済学入門塾Ⅰ~Ⅳを繰り返す。
⇒中小用のテキストは説明が薄いので必要がありません。あのような市販テキストの薄い内容では経済が苦手な人は理解できないと思います。私は経済に苦手意識があったので、基礎からみっちりやりました。
②同じく証券アナリストを受ける。

対策③:その他の教科は短期集中で覚える。

その他の教科は1年前にちょっとやっていたとはいえど、ほとんどが6、7月の2ヶ月間で集中して覚えました。長くやっても、すぐ忘れてしまうので、短い時間で詰め込んだほうが効率が良いのです。個別の対応は以下の通り。

【企業経営理論】
おそらく最もテキストに出る内容が問題として出ない教科です。しかし、マーケティングの方は比較的、定番な問題がでやすいため、確実に落とさないように覚える必要があるでしょう。経営戦略の方はほとんどが理論問題で、その場で考えて、解くものが多いため、必死にテキストの内容を覚えても出ない可能性が高いです。テキストの内容は直前に一夜漬けレベルでこぼさないようにするくらいで構わないので、過去問題を中心に”解き方”を練習した方がよいでしょう。

【運営管理】
逆にテキストに載っている内容を詳細に覚えれば覚えるほど、有利になるのがこの科目です。”覚えたはずの内容が、別の角度から問題として出ると答えられない”というパターンが多いため、詳細にひとつずつの事項を丁寧に覚えましょう。この科目は記憶分野では一番時間をかけました。そして、過去問を数多く繰り返し、こぼさないようにする。問題としてあまり変化をつけることが出来ない分野ですので、過去問で出たような内容が出る可能性が高いです。その形式と内容をすべて覚えてしまいましょう。

【経営法務】
テキストと問題集をしっかり覚えるのは必要ですが、今年のように範囲が異なる問題がでることは多いです。他の科目でかせいで、この科目は50点前後を狙って、足切越えを目指すといった方が効率が良いと考えます。稼ぎ科目とするつもりならば、公認会計士の会社法くらいの範囲が広くみっちり勉強できる勉強をする必要があるのかなあという印象です。
 ビジネス実務法務3級、2級を受かっておくと有利にはなりますが、範囲は異なるのであまり有効ではないことは証明されました。ただし、今年の問題の中で、特許や商標に係る事例問題がビジネス実務法務2級の問題と酷似していましたので、突如あらわれる範囲の異なる問題に対応するため、広く勉強することの意義はあります。

【経営情報システム】
苦手としている人は早めに取り組んだほうがよいでしょう。IPA情報処理試験の初級シスアドの内容を抑えておけば十分かと思いますが、当該試験はもうなくなっています。代わりに基本情報の前半試験の内容を抑えておけばよいでしょう。ちなみに私は模試などで最も稼げる科目としていたのですが、なぜか本番だけ全然取れませんでした・・・

【中小企業政策】
中小企業政策は直前期に一気に勉強するのがよいでしょう。
①まずは中小企業白書の完全攻略、テキストと問題集を制覇する。
②直近の過去問を制覇する。
③中小企業白書及び中小企業施策総覧の2つを擦り切れるほど読む。(私はこれをやっていなかったので、点数がよくなかったです。)

足切られない点で済ますのならば、①②で50点くらいは突破できると思います。逆にこれを稼ぎ科目にするならば、③をじっくりと取り組む必要があります。昨年のように簡単な問題でない限り、テキストと問題集だけでは高得点は難しいと思います。どうせ覚えてもすぐ忘れてしまう内容ので直前期の2ヶ月でやりましょう。

どれを得点科目にするか、しないかで対応は変わりますので、自分の得意・不得意を判断して、効率的に短時間(2ヶ月くらいを集中的に)で5科目は攻略していきましょう。

対策④:模試を効果的に受ける。
本番の形式になれることと、自分の実力を定期的にチェックするという2つを目的として、模試を利用します。私の場合は以下のように模試を受けました。

①6月にTAC模試を受験
⇒まずは実践模試を受けて、何が足りないかを把握します。私の場合は平均点48点と不合格レベルで、自分の実力がおもったほどなくて、あせりました。財務会計などは問題形式になれていなかったため、得意だったのに42点しかとれず、問題なれが必要なことも実感できました。

②7月にLECのWEB模試を受験
⇒①で不十分な点を補った成果がどこまで出ているのかを確認しました。この模試は好きな時間に受けられるので、そういった調整ができるところが利点です。ここでは合格まで数点ほどのところまできていました。

③8月に直前模試テキストの活用
⇒試験直前に市販されている直前模試を2回分活用して、直前のテスト慣れをしておく。


だいたい1次試験を受けてみて得た、勘所は以上のような感じです。
ご参考までに。
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